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Wikipediaランダムテーマブログ執筆大会

第1回テーマ「センチメンタルサマー」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%9E%E3%83%BC

 


自分の対義語を見つけるとしたら、これほど適切な言葉もないのではないかと思う。センチメンタルサマー。あまりに実感のない言葉だったので歌詞に頼ろうと思ったけれど、これがネットを調べても全く見つからない。

なんとか見つけた歌詞の一節を見る→2

書籍を検索する→3

 

 

Twitterbotから唯一、次の一節だけを見つけることが出来た。

センチメンタルサマーの海沿いで 夕日に染まる君をギュッと抱きしめた 

金色に笑った水平線が ほら二人をそっと包んだ


まあ共感は得られそうだな、と思う。あえて悪く言えば、あまりに平凡すぎるだろ。二人はこれからも平凡に仲良く、平凡なものを食べ、郊外の平凡な一軒家に住み、そのまま平凡な暮らしを終えるだろう。自分はそんなのいやだな。仲の良さは必要だろうけれど、いつもじゃなくて良い。欲を言えば、考えたことを聞いてくれて、適当にパスを回してくれると良いな。食べ物はこだわりなし。家の中にアスレチックセットか、せめてボルダリングの壁くらいは設置したい。死亡届は出して欲しい。絶対先に死ぬ自信がある。子どもに好かれようとは思わないな。嫌われていい。そして…

折角歌詞を引き合いに出したのに、何の話だったか迷子になってしまった。迷子の呼び出し放送が掛かる前に、本題に戻ることにしよう。というわけで、折角だから図にしてみた。

f:id:angor_organ:20190128234616p:plain

センチメンタルサマーを図示したもの。


この方向性はさすがにダメだ。次の手を探そう。

書籍の検索に切り替える→3

 

 

電撃文庫にでもありそうなタイトルだなと思って調べてみたところ、見事に一件クリーンヒットした。高校最後の夏休みに北海道旅行に行く話らしい。自分の苦い高校時代の記憶を根こそぎひっくり返してみても、センチメンタルさの欠片も見つかりそうにない。あの頃はとことん人間に興味がなかった。そして、それをもろともしない強さがあった。あれから4年が経ち、心を覆っていたはずのメッキは徐々に腐食を始めている。以前、後輩から「それって弱さなんですか」と聞かれたことがある。あの時は曖昧な答えを返した。今思い返すと、ガンに侵されて自分の身体機能が衰えていくことを認めたくないが故に点滴を拒み続けた誰かの姿が重なる。ぼくももう、そろそろなのかもしれないな。自分以外の何かに生きがいを与えることはしたくないんだけど。そんなことを考えているけれども、季節は真冬。これではセンチメンタルウィンターだ。違う。今求めているのは夏。夏の思い出なんて、何があっただろう?去年の夏で思い出すのは、合宿所の滑る畳のせいで、1mの高さから腰を強打した事件に尽きる。いや、あれはセンチメンタルというより、むしろリアリスティックな体験だった。

記憶を探り尽くした→4へ

 

 

脳の溝をどれだけ丁寧に伸ばしてみても、夏に関するセンチメンタルな記憶は浮かんで来そうにない。こういう時は、妄想系の記事に限る。しかしその前に、「センチメンタル」とは何かをデータベースにインプットしておかねば。そこから連想式に手繰っていけば、大体のプロットは自然と完成する。

INPUT:「センチメンタル」平井堅

歌詞の一部を表示します

 

改札を出て 君は振り向き「じゃあね」と 手を振った
家まで送る 僕の誘いを優しく断ったあと
引き返し乗る 上りの電車 揺られ一人帰る
夢中で話し 気付かずにいた 同じ景色を見ながら

 

筆者の経験値の不足により、イメージが生成出来ません  再度やり直してください